クロス取引 禁止
クロス取引は禁止されていることかどうか、これはよく議論される内容です。厳密にはクロス取引が禁止されているということではないようですが、相場操縦の疑いを証券会社からかけられた場合に、調査が入ってくることがあるということです。
つまり、個人で行ったクロス取引が問題なのではなく、市場を故意に荒らすような行為をしてはいけないという部分で、証券会社の調査に引っかかる可能性があるのです。
クロス取引は節税のために行ったり株式優待のために行ったりするケースがあり、それ自体は悪いことではないようです。しかし、クロス取引を数多くの会社や個人が行うことになると、市場の動向に大きく影響が出てくる可能性があります。証券会社からするとそのことが問題になってきます。証券会社からするとクロス取引であっても、取引を行っている人はお客様ですので、違反行為を行っているケース以外は出来る限り大目にみる傾向があります。
何にしてもやりすぎは良くないということが言えます。また、証券会社によって厳しさが違ってくることもありますので、随時相談をしながら行っていくことも必要なことだと思います。ばれなければ大丈夫という感覚で行っていても、基本的には全て証券会社は分かっています。